付録つきの本

書店で売れるための
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付録つきの本の売れ行きはどうなのか

付録つきの本については、付録つきの本そのものよりも、書店に置くことによってお客様に書店にきていただけるメリットがあり、 出版業界の現状を打破するための突破口になることが期待されます。

紙の書籍から電信書籍へ移行する過渡期にある今、新古書店やネット書店がますます活性化しており、 出版・書店業界にはかなり厳しい状態が続いているようです。

そのような中、ある大手出版社が付録つきの女性向け雑誌を100万部発刊し、成功したのをきっかけに、 他出版社も競って付録つきの雑誌を発刊し始めました。 その雑誌類の中には、本体の雑誌と付録のどちらが付録なのか分からないような雑誌もあるそうです。 付録のほうも、だんだんと豪華版になり、採算を危ぶむ声もあるようですが、数を量産することでコストの削減を図っているとのことです。

例えば、女性向け雑誌の付録に、ブランドもののポーチやトートバックをつけると、大都市の百貨店の、 限られたエリアで商品を販売しているブランド側では、全国の書店網を通じて自社のブランドをアピールできるメリットがあるようです。 この流れは2001年に行われた、日本雑誌協会の自主規制緩和がきっかけとのことで、出版業界を活性化させる目的があったとのことです。

付録つきの雑誌は、若い女性がターゲットとなっており、彼女たちに書店に足をはこんでいただくことで付録つきの雑誌だけでなく、 他の書籍にも目を向けていただこうとする意味があり、実際に購入までいかなくても、書店の活性化に期待がかけられているといえそうです。