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書店の書籍人気ランキングの作成方法
書店の人気ランキングは半年や、月間、週間ランキングまで発表され、店内や口コミも含め各種媒体で人気ランキング結果が伝えられていきます。 この人気ランキングの人々に与える影響は、知る人ぞ知る、というレベルかも知れませんが、ベストセラーにまで行くと、さすがに素通りできにくいものになるでしょう。
読書人口が減る傾向にあるとは言え、もともと勤勉な日本人は読書好きですから、様々な理由で一時的に読書から遠ざかっている人でも、 ベストセラーの本は手にとってみたくなるでしょうし、自分ではなくても人にプレゼントしたくなるかもしれません。
ただおもしろいことに書店の人気ランキングは、最大手書店の人気ランキングと他の大手書店人気ランキングとでは、 一部を除いて一致しているわけではないことと、電子書籍の場合や、Amazonなどのネット企業の人気ランキングとも、 必ずしも一致しているわけではないということです。
この違いを分析すると、それぞれの大型書店にも得意分野があることや、今や殆どの人々がネットユーザーであり、 60代でも半分以上の人々がネットユーザーである現在、そしてネットの影響は、リアル店舗にも影響を与えている点、 またネットの影響がリアル店舗で反映されるのに、一定の時間はかかるであろうことなどが考えられるわけです。
例えばAmazonは、アメリカのシアトルに本拠を構える通販サイトですが、書籍の人気ランキングではビジネス関係の本が発表されていますし、 日本国内の最大手の書店では、出版不況の現在、戦略的なものでしょうが、かなり的が絞られていて、”英語のTOEIC本”関連のなかで、 対策本、公式問題集、単語、模試など、さすが業界トップを行く書店が力を入れるところは違っているものだと、感心してしまいました。
ネットショップとリアル書店で人気ランキングが違うのは、おそらく、国際的なものと日本の国内事情の違いでしょう。 現在、60代の半分以上の人々がネットユーザーですから、この方々は引き続き70代、80代と続けられるでしょうし、 本格的なネット社会が到来しているといってもいいでしょう。