書店で売れるための
あらゆる情報を集めました。
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ロングセラー本について
長期間売れる本、ロングセラーの特徴は、多くの人々に愛されてきた本という事実があるのであり、万人向きの本とまでは言えないかもしれません。 そもそも万人に向く本があるかと言われれば、あるはずもなく、あるとすれば救世主が書かれる本ということになるでしょう。
なぜこのようなことを始めに言うのかというと、人間はこれさえすれば、とか、これだけあれば、というような想いにとらわれがちだからなのです。 この気持ちは決して悪いものではありませんが、もっと成長できる人を阻んでしまいかねません。
人間は万物の霊長といわれ、確かに地上に生きて存在する動物や生物のなかでは最も優れた存在ではありますが、 他の動物と同じような敵から自分を守ろうとする本能があって、動物には顕著に見られますが、 人間の場合、この自己防衛本能があまり強いとどうでしょうか?
ロングセラー本は良書であることは間違いなくても、それで安心してしまって、 新しいことにチャレンジしなくなるようなことがあってはいけないと思うわけです。
ロングセラーに対して、ベストセラーもあり、ベストセラーがロングセラーに移行するのかといえば、必ずしもそうとは言えないようです。 なぜなら、ベストセラー本は出版業界や書店側の営業努力である程度操作ができるからです。 短期間のうちに話題に上がり爆発的に売れた本であっても、それから数年後はどうなっているでしょう? 忘れられてしまう本だってたくさんあるでしょう。
一方で、ロングセラー本では、始めのうちは目立たなくても、次第に広がって行き、ついにロングセラーの仲間入りをすることがあるようです。 良いものは隠せないということでしょう。 書店や出版業界の営業努力でロングセラーはつくれないものです。