書店への訪問営業

書店で売れるための
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書店に行う訪問営業とは

自費出版でも、プロによる出版あるいは人気作家の著作でも、書店への訪問営業は売上を伸ばす一定の価値あるものとして評価されてきました。 ただ現在、電子書籍への移行の過渡期にあることから、大手出版社や、小規模な出版社、また書籍の種類や内容により、 営業としての訪問活動も今までとは違うやりかたが工夫されるべきでしょう。 要はより良い書籍を、より多くの人々に購入していただき読んでいただくことです!

書店を訪問することは、出版社による営業活動が主流でしたが、最近では著者ご自身で書店を訪問されたり、 編集者が著者と共に書店へ出向くことも増えているようです。 その際でも、出版社で作られた書店注文チラシや、制作していただいたポップなどを持参し、 書店での棚へポップを設置していただけるように交渉もします。

著者自身で書店の担当の方に、書籍を作った動機や希望などを伝えることは効果的なようですが、 都会の大型書店では担当者の異動が激しく、訪問営業も苦戦されているとか。

著者のほうも、書店での自分の書籍の動きは気になるでしょうが、ここはプロの営業マンにお任せするのもよいのでは。 ちなみにその費用は基本価格に出来高を加えたもの、出来高とは本の価格の16パーセントに本の冊数を乗じたものです。 基本価格や出来高のパーセンテイジも、出版社による相違や今後の変動も考えられますし、 著作の内容しだいでは、著者ご自身が書店に行かれた方が良い場合もあるでしょう。

出版不況といわれながらも毎日200冊以上の新刊書籍が発行されている今、書店側からは 訪問営業をしてもらえるような書店環境を作る努力をされること、著者としては出版社や編集者との良好な関わりを維持されること、 出版社としては、売上が伸びる、より開かれた書店環境へのアドバイスを書店に提供するなどの試みが、今後大切なことになると言えるかも知れません。