書店で売れるための
あらゆる情報を集めました。
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書店での本の紹介文について
店内で平積みされている本は目立つため、店員が本の紹介文を添えることは殆どありませんが、棚の方に目を向けると、 POPといっしょに、店員が書いたと思われる本の紹介文が目に入ります。 書店に来られたお客様は平積みの本を先に見ますが、特に興味のあるタイトルの本が見られない時、店内の奥まで一応見まわし、 棚を見た時に、POPだけでなく、店員による手書き紹介文があると、書籍をピックアップするでしょう。 その場合の本は、本の紹介文を書いた店員自身がその本を読み、感動している場合がほとんどですから、読者にも伝わっていきます。
書籍が発刊され、内容の優れたものであっても、何かの事情で当初、出版社や書店側の営業活動が伴わない時、 その書籍は始めの1週間は平積みされていても、すぐ奥の棚に移動されるでしょう。 棚では背表紙だけしか見えませんから、広告でも見なければ普通はお客様の目には止まらなくなります。 スピ―ドが重要視される現代では、人々は忙しく動き回っているので、余程の読書家か、暇な人でもない限り、 棚の本までじっくりとは見てもらえません。
一方で出版社からは、新しい出版情報が書店に常時入り、 書店側はその情報をていねいに読むことで書籍に関する諸々の営業センスなどを磨いているそうです。 身につけたセンスは良書が埋もれないようにする他にも、返品できずに売れない本を売るためや、 店員が本の紹介文として表示する場合、店内でブックフェアを開催する場合に活かされているようです。