どんな本が売れるか

書店で売れるための
あらゆる情報を集めました。

書店で売れる本はどの様なものか

書店のある場所が商店街にあるのか、ビジネス街にあるのか、住宅街か、学生街か等、入店してくるお客様を観察する時間をきめて、 店内での動きや、購入するタイミングなどを気をつけて眺めてみて、定期的な店のスタッフ同志のミーティングで共有しあい、作戦をたてて営業努力に加えていきましょう。

ただ単に売れる本を取りそろえるだけであるなら、お客様に飽きられてしまいかねません。 人は案外色々なことを敏感に感じ取るもので、書店側がお客様に対して温かな思いやりをべースにした営業努力をしているなら、 人々は気分良く本を手にとり、購入していくものです。

著者や編集者、出版社の方が営業に書店に来られたとしても、書店側の戦略がしっかりとしたものなら、彼らは従ってくれるでしょうし、 無理と思われることを提示された場合でも、的確な判断ができるでしょう。 ロングセラーやベストセラーは確実に売れる本ですから、店の奥に引っ込めないように。 書店側で売りたい本やロングセラー本は、棚に置いても、手書きのPOPをたてるなどしたり、 平積みのベストセラー本も気をつけて補充するなどの営業センスは不可欠と思います。

そしてできるなら、海外のベストセラー本も目立つ場所に置けば、読者にとても喜ばれることでしょう。 四季折々の行事が国内には多くありますが、そのような行事と店内のブックフェアを合わせてお祭りのように行ったら、 普段はなかなか売れないような本を売るチャンスになるかも知れませんね。

いつも同じ場所に納まっているシリーズものや、巻数ものは、本来ならロングセラーの仲間でしょうから場所をかえてみたりしてリフレッシュさせるのもいいのではないでしょうか?

現在の出版不況の中で、キラーコンテンツといわれる、確実に売れる本は、どこの書店に行ってもある商品ですから、 あまり冊数を増やすと下品な感じを作ってしまうと思うので、程ほどにされたほうがよいと思います。